奨学会の成り立ち
公益財団法人石澤奨学会は、新潟県の雪深い里に生まれ、苦学力行を自ら実行した故・石澤善重郎が、素質をもち勉学に志す勤労青少年が学ぶ機会を失わないように、
学費を援助しようという目的で昭和45年に設立したものです。
石澤善重郎は、多年石油業界にあって活躍し、大きな業績を残しましたが、
若いころから、収入の一割を貯金に当てることを実行しておりました。
石澤は、かねてより、有為な人材となる素質をもちながらも、経済的負担に苦しみ、
初志を貫徹できない青少年の少なくないことを憂いておりました。
また、勤労学徒として厳しい道を歩んだ自身の経験を省みて、
これらの前途ある勤労青少年が、一途に勉学に邁進出来るように、援助の手を差しのべることを決意しました。
そのため、この奨学金は、高等学校定時制通信制課程に在学する生徒に限るという、 他に例を見ないものでありました。
このような趣旨で設立した石澤奨学会は、現在までに多くの高校生に学費の援助をしてまいりました。
この奨学金は、特別な場合を除き返済の義務はありませんが、皆様にはこうした設立の意義をよく理解してご応募されるようお願いします。
沿革
昭和44年12月26日
財団法人 石沢奨学会設立許可
昭和45年1月8日
本会設立及び理事6名登記
初代理事長に石澤善重郎氏就任
事務所を東京都中央区銀座(現在地に同じ)に置く。
初代理事長に石澤善重郎氏就任
事務所を東京都中央区銀座(現在地に同じ)に置く。
昭和45年3月31日
第1回助成金代表者に授与
昭和46年3月20日
「風雪」1号発行
昭和47年
大学生採用・給付開始
昭和56年3月16日
理事長石澤善重郎氏没
昭和56年4月6日
理事長に石澤芳郎氏就任
平成元年12月15日
「風雪」(石沢奨学会20周年記念誌)発行
平成11年12月10日
「風雪」(石沢奨学会30周年記念誌)発行
平成22年12月1日
理事長に石澤精三氏就任
相談役に石澤芳郎氏就任
相談役に石澤芳郎氏就任
平成23年4月1日
公益財団法人へ移行認可
公益財団法人 石澤奨学会となる
公益財団法人 石澤奨学会となる
平成23年12月1日
「私達の明日(あす)」(石澤奨学会 会報 第1集)発行
平成24年7月2日
相談役 石澤芳郎氏 没
平成26年7月20日
定時制通信制高等学校1年生の奨学金制度発足
平成27年3月25日
平成31年3月31日
大学・短期大学奨学生募集休止
令和6年3月1日
「私達の明日(あす)」(石澤奨学会 会報 第13集)発行
▼ 故・石澤善重郎氏の文
▼ 故・石澤善重郎氏の筆
▼ 故・石澤善重郎氏の筆